〜台所の水などの有機物で汚れた河は、どのようにきれいになるのでしょうか?〜

 

1.はじめにバクテリア(細菌類)が、水に溶けた有機物を使って増えます。

  とくに水が空気に触れ、酸素が入ると、好気性のバクテリアが増えます。

 

2.また、これらの有機物を栄養に、べん毛を持ったミドリムシの仲間(鞭毛虫)など、

  小さな原生生物(原生動物)も増えます。バクテリアをツリガネムシなどの繊毛虫を食べます。

                              (バクテリアを食べる繊毛虫ゾウリムシ動画)

3.このバクテリアや小型の原生生物を、それより大きなアメーバや繊毛虫が餌として

  食べます。

 

4.これら微小生物の体から出される粘性のある分泌物や死骸や水に解けない物質が

  吸着して、フロックと呼ばれる浮遊・懸濁物ができて、水に浮かぶ。これに付着性の

  原生動物がさらに集まります。























5.フロックは沈澱して、やがて土になります。

 

6.透明になった水には、まだ多くのチッソやリン、カリなどの無機の塩類や

  有機質が溶けています。これらは、緑色をした植物性の原生生物によって養分

  として吸収されます。これら植物性の原生生物は、水中に、そして大気中に酸素

  を放出します。




  水の中の植物性の原生生物や藻類は、太陽の光を使って光合成を行います。

  これらの活動によって、水のpHも高くなります。夜明け頃にpHが6付近であったものが、

  午後2時頃には、pH9からpH10近くになることがありますので、
水質を調べるときは、

  測定の時間にも注意しましょう。

河川の水がきれいになるわけ
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