HOME> 環境と微小生物 > バクテリアから始まる食物連鎖

バクテリアから始まる食物連鎖

ゾウリムシを食べているタマミジンコの様子


食物連鎖は植物から始まるものだとは思っていませんか??

自然界にはバクテリアから始まる食物連鎖も存在します。実際に、下水処理場での汚水の浄化はバクテリアと原生生物の力によるところが大きく、人との関わりも深いと言えます。

実際に実験で確認しましょう

バクテリア→ゾウリムシ→ミジンコ→メダカ
      @       A     B

@ゾウリムシによるバクテリアの捕食実験

〜必要なもの〜

ゾウリムシ:実験に必要な量をあらかじめ培養しておく。

培養液、バクテリア:ワラの煮出し汁。バクテリアはワラの煮出し汁より発生した細菌(枯草菌)を用いる。

天然水:ゾウリムシのコントロールに用いる。

『ゾウリムシによるバクテリアの捕食実験:捕食による透明化を観察しよう』

1:試験管2本A,B)に培養液を入れる。

2:Aにはゾウリムシを加え、BにはコントロールとしてAに加えた同量の天然水を加える。

3:4日間〜7日間、A,Bを観察する。

結果:Aの試験管はゾウリムシがいる上層部が透明になり、さらに3日過ぎると全体が透明になった。
     Bはバクテリアで白濁したままであった。

Aミジンコによるゾウリムシの捕食実験

〜必要なもの〜

ミジンコ:体長が大きいほうが観察に適している。タマミジンコ1mm以上、オカメミジンコ2mm以上なので観察に適している。

ゾウリムシ:ワラの煮出し汁にNeutral Redを加えて培養する。ゾウリムシが赤く染まるのは、Neutral Redが細胞内の酸性部分に塩基性色素が蓄積するからである。

小型シャーレ:小さい方が、観察が容易である。

実体顕微鏡

『ミジンコによるゾウリムシの捕食実験:ミジンコを観察しよう』
1:ゾウリムシが赤く染まっていることを顕微鏡で観察する。
2:空腹にしたミジンコにゾウリムシを与える。



Bメダカによるミジンコの捕食実験

〜必要なもの〜

メダカ:実験前は空腹にしておく。

ミジンコ:体長が大きいほうが観察に適している。タマミジンコ1mm以上、オカメミジンコ2mm以上なので観察に適している。

簡易プランクトンネット:ミジンコの濃縮に用いる。ミジンコは一匹でも良いが、高濃度のミジンコを与えるとメダカが一斉に捕食行動に移るのでよい。

水槽:奥行きが浅いと観察が容易である。

『実験』

1:水槽にメダカを入れる。

2:ミジンコを簡易プランクトンネットでの濃縮する。

3:水槽にミジンコを数滴入れ観察する。










授業案           

川における食物連鎖と浄化

HOME> 環境と微小生物 > バクテリアから始まる食物連鎖