HOME> 環境と微小生物 > 田んぼと微小生物

 田んぼにおける微小生物の調査

水田には様々な生物種が存在し、複雑な食物連鎖からなる生態系を形成している。植物プランクトンや原生動物などの微小生物が大量に生存し、ミジンコなどの節足動物やヒルなど扁形動物、ミミズなどの環形動物、オタマジャクシやメダカなどがこれを食べる。さらにその上には水生昆虫やカエルなど様々な動物が生息している。このように、微小生物は食物連鎖の底辺を支えており、大変重要な役割を持つ生物群であると考えられる。

農法による水田の違い(調査:2005年)

管理方法の違い 農薬 化学肥料 有機肥料 耕起

落水期間

ふゆみずたんぼ(冬期湛水型不耕起水田) 不使用 不使用 屑大豆、米ぬか なし 9/9~12/25
慣行型水田 使用 使用 不使用 あり 9/9~5/5

慣行型水田:稲刈り前に落水した後、春まで水を張らない農法。
冬期湛水型不耕起水田:刈り後に田を耕さずに、冬期落水から数ヶ月後に水を入れ、冬の間中水を張り続ける農法。

田んぼにいる微小生物
原生動物繊毛虫を同定するために必要となる形質は、細胞の形、体長、体幅、収縮胞の位置・数・形、表層構造(口部装置とその付属繊維系、体部繊毛の配列パターン、剛毛等の特殊化した繊毛の有無をその分布パターン等)、放出体の有無と形、色素顆粒の有無と分布、共生体の有無、大核と小核の数と形、そのほか特異な構造などである(高橋忠夫(1993)土壌繊毛虫の検出法と分類:土と微生物(Soil Microorganisms) ,42,31-41)。これらを出来る限り調べるために生体観察と、表層構造を染色できるProtargol染色の二通りの観察を行った。


採水方法     結果


HOME> 環境と微小生物> 田んぼと微小生物